引越しの挨拶って必要ですか?
もし、引越しの際、騒音などで迷惑をかけてしまうかもしれない、
と考えるのなら、やはり引越しの挨拶はマナーだと考えられますよね。
挨拶があれば多少の事は我慢できても、
挨拶がないばかりに、ただただ不快な思いをした。
と、ならないためにも簡単にするだけで、周りの印象は当然変わる事と思います。
引越しの挨拶は常識?そんな考えは古くさいし面倒!と思われるかもしれませんが、
ただ単に礼儀というだけでなく、引越し作業をスムーズに終わらせることにも一役買ってくれるかもしれません。
例えば、いつもは路駐しているお隣さんだけど、
挨拶で日時を伝えておいたので、当日は他の場所に車を止めておいてくれ、
引越しの作業を滞りなく行えた。などですよね。
逆にいえば、見たことも無い車が引越し当日に限って止めてあった。なんて事もあるのではないでしょうか。
もちろん、引っ越し時の騒音だけでなく、これからの良い近所付き合いをして行くためにも
一言、よろしくお願いしますと伝えるだけで、あなたの印象が−(マイナス)からではなく、+(プラス)からスタートできますよね。
あるアンケート結果では、引越しの挨拶をすると、しないの割合はおよそ半数に分かれていますが、
挨拶をされて嬉しいと思う方は、約90%に登っています。
挨拶によって、近所に越してきた方がどのような人か分かるから、安心できるから、このような結果が得られているのでしょう。
私なら、引越しが決まってからでなく、新居を決める前に、まずご近所さんに挨拶に行きます。
そうすれば、
その土地に住みなれた方から、その地域の確かな情報や感想を聞けますよね。
夜の騒音が激しいとか、朝カラスがうるさいんだよねとか(あくまでも例えです)
住んでみないと分からない、貴重な意見を契約する前に聞けるからです。
後にも先にも、引越しの時に出来る挨拶は一度だけ。
もし、これから長く、その土地で暮らしていくのであればなおさら、引越しの挨拶を大切にしても良いのではないのでしょうか?
挨拶時に粗品は必要ですか?
基本的には挨拶だけでも十分と思いますが、
さらに気持ちを込めたいという場合には粗品を送る事も喜ばれると思います。
粗品は引越し会社が販売してくれるところもありますが、
自分で送られる場合は家庭内消耗品が喜ばれると思います。
・石鹸、
・台所洗剤
・薬用ハンドソープ
手荒れやアレルギーなどの理由で、石鹸や台所洗剤は決まったものを使う方もいらっしゃいますので、
出来るなら天然成分や無添加で作られた物を贈られた方が良いと思います。
・地域指定のゴミ袋
誰でも確実に使うものなので、役に立ちますが、挨拶の品としての印象が難しいところですね。
・引越し前の地域名産品
オリジナリティがあって会話も弾み、面白いと思います。
・入浴剤
消費期限もなく、秋から冬にかけては喜ばれる粗品といえるでしょう。
無難に選ぶのであればならば、
一般的なのは洗濯洗剤やタオルとなっているようです。
また、
ノシ紙を付ければ、名前も覚えてもらえ、印象も良いようです。
ノシ紙の書き方・選び方
関東や関西、また地方によってノシ紙のかけ方も違うようですが、
通常であれば外ノシで大丈夫と思われます。
『外ノシ』とは、商品の包装後にノシをかける事。
『内ノシ』とは、商品の包装前にノシをかける事。
挨拶する時の言葉は?時間は?
挨拶としましては、
旧居先では、
『こんにちは、今度引っ越しすることになり、ご挨拶にあがりました○○です。
引越し日は何日何時頃となっていて、荷物の積み込みや騒音などで朝からご迷惑をおかけすることがあるかも知れませんが、その際はどうぞご容赦ください。長い間大変お世話になり、本当にありがとうございました』
新居先では、
『こんにちは、こちらに今度引っ越してくることになり、ご挨拶にあがりました○○です。
引越し日は何日何時頃となっていて、騒音などでご迷惑をおかけすることがあるかも知れませんが、その際はどうぞご容赦ください。
また、当方この土地は初めてで、分からない事も多々ありますので、お教えいただければと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。』
なんだか、長い挨拶文になってしまいましたが、大切なのは気持ちだと思います。
また新旧居先問わず、出来れば引越し予定日はお伝えした方が良いかと思います。
粗品を渡す場合は『こちらはほんの気持ちですが、宜しければお受け取りください。』など。
また時間帯は言うまでもなく、明るい時間帯にご挨拶に行かれた方が、安心感もありますし、
新居先では顔を覚えてもらいやすいというメリットがあります。
今までお世話になった方に挨拶をし、気持ち良く出発するため、
そして、これからの新しい日常生活でも困った時は助け合える、
そのきっかけになってくるのが、引越しの挨拶なのかもしれませんね。
引越し先での挨拶の範囲は?
引越し先での挨拶の範囲は、つきなみですが向こう三軒両隣と言われています。
一軒家の場合、自分の家のお向かい三軒と両隣の計五軒。
一軒家の場合なら、角地であったり、周りに家が無かったり・・・と、
どこまでと『ヒトコト』で言い表すのは難しいのですが、
そんな時に頼りになるのが自治会長さんです。
そちらから挨拶に出向き、どこまで挨拶をすればいいのか尋ねてみましょう。
または、新築であれば工事業者の方に着工時、どこまで挨拶をされたのか尋ねてみるのも一考です。
アパートやマンションの場合、両隣上下の計四軒。
アパートやマンションでも大家さんに一度聞いてみるのも良いと思いますが、
もし、挨拶に行かれるのであれば、
『音楽やテレビの音がうるさかったらいつでも言ってくださいね。』と付け加えるだけでも印象が変わります。
先に相手に伝えることで、相手は気兼ねなく言えますし、またこちらだけでなく相手側も騒音に気をつけてくれるメリットもあります。
これってマナー違反?こんな方法で引越しを安くしました。
※とある芸人さんが使った方法です。